HamUsa’s diary

こんにちは管理人のアズキングです! 色んな記事を書いているので覗いて行ってください。

停電・断水したら、どこへ行く?給油所・給水所・営業中の店を探す防災アプリ6選

地震や台風で電気、水道、通信が止まったとき、「水や食料はどこで手に入るのか」「営業しているガソリンスタンドはあるのか」は切実な問題になります。

そこで今回は、インフラ停止時に必要な物や支援場所を探すためのアプリ・Webサービスを調べました。先に結論をお伝えすると、全国のコンビニ、スーパー、ガソリンスタンドについて、営業状況と在庫を一括表示する万能アプリは、現在のところ見当たりません。

しかし、公的な営業情報、現地からの投稿、オフライン地図を組み合わせれば、災害時の情報収集力は大きく高められます。



災害時は、情報の種類が異なる複数のサービスを組み合わせることが重要です。※画像はイメージです。


この記事のポイント

  • ガソリンは、資源エネルギー庁の「住民拠点SS検索」が有力
  • コンビニ・スーパーの営業状況は、現地投稿と各社公式情報を照合
  • 給水所・避難所・医療機関は「全国避難所ガイド」や自治体アプリで探す
  • 通信が止まる前に、オフライン地図を保存しておく

まずは比較:災害時に役立つアプリ・サービス


サービス 分かること 最新状況 主な注意点
住民拠点SS等検索 停電対応の給油所、災害時の営業可否 公的な報告情報 報告後の在庫切れなどはあり得る
Yahoo!防災速報 現地投稿、写真、ライフライン情報 利用者投稿が中心 誤りや古い投稿を公式情報と照合
全国避難所ガイド 避難所、給水拠点、医療機関、混雑状況 開設・混雑情報に対応 最新状況の取得には通信が必要
自治体の防災アプリ 給水所、物資配布、帰宅支援施設など 自治体の公式情報 地域によって機能が異なる
VACAN Maps 避難所の開設・混雑状況 施設側の更新情報 導入自治体・施設に限られる
電力会社の停電アプリ 停電範囲、復旧見込み、復旧通知 電力会社の公式情報 地域ごとに別サービス

1.ガソリンを探すなら「住民拠点サービスステーション等検索」

災害時の給油先を探すとき、最初に確認したいのが、資源エネルギー庁の「住民拠点サービスステーション等検索」です。

住民拠点SSとは、自家発電設備を備え、災害による停電時にも地域住民への給油を続けられるよう整備されたガソリンスタンドです。住所、駅名、店舗名から検索でき、大規模地震などの災害時には、給油所ごとに「営業可」「営業不可」「確認中」といった状況が表示されます。

専用アプリではなくWebサービスなので、平常時にスマートフォンで開き、ブラウザーのブックマークやホーム画面へ登録しておくのがおすすめです。



住民拠点SSは停電時の燃料供給拠点。ただし、表示は報告時点の情報です。※画像はイメージです。


注意:「営業可」と表示されていても、報告後に燃料がなくなったり、設備や道路の状況が変化したりする可能性があります。各給油所に表示される報告日時も確認してください。

資源エネルギー庁も、表示される営業状況と実際の状況が異なる場合があると案内しています。災害が迫ってから給油所へ集中しないよう、普段から車の燃料を早めに補給しておくことも重要です。

2.周辺の「今」を知る「Yahoo!防災速報」

Yahoo!防災速報の「災害マップ」は、現地の利用者が周辺状況を投稿し、地図上で共有できる機能です。写真付き投稿や、停電・断水などのライフライン情報を確認できます。

店舗の営業情報専用アプリではありませんが、災害時に「この付近は停電している」「給水が始まった」「道路が通れない」といった投稿があれば、行き先を判断する手がかりになります。営業中の店舗や物資配布場所について投稿される可能性もあります。

一方で、利用者投稿は公的な確認を経た情報とは限りません。投稿時刻、写真、同じ場所の複数投稿を確認し、自治体や事業者の公式発表と照合して使いましょう。

3.給水所・避難所・医療機関を探す「全国避難所ガイド」

全国避難所ガイドは、現在地周辺の避難所・避難場所を検索できる防災アプリです。避難所だけでなく、給水拠点、災害医療機関、帰宅困難者向け施設、津波避難施設なども収録されています。

オンライン時には、避難情報、開設避難所、避難所の混雑状況などを確認できます。また、事前に読み込まれた避難所や地図は、通信できない状態でも表示できます。

ただし、オフラインで確認できるのは、基本的に保存済みの場所や地図です。「現在開いているか」「混んでいるか」といった最新状況の取得には通信が必要です。

4.自治体の防災アプリは地域情報に強い

住んでいる市区町村や都道府県が公式防災アプリを提供している場合は、ぜひ入れておきましょう。全国向けアプリよりも、地域の給水所、物資配布場所、医療救護所、開設避難所などの情報に強い場合があります。

例として東京都防災アプリでは、各種防災施設や災害時帰宅支援ステーションを地図で確認できます。必要な区市町村のオフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信できない状態でも施設の位置を確認できます。停電、断水、濁水などのライフライン情報にも対応しています。

「災害時帰宅支援ステーション」は買い物できる店とは限らない

災害時帰宅支援ステーションには、協定を結んだコンビニ、ファミリーレストラン、ガソリンスタンドなどが含まれます。可能な範囲で、水道水、トイレ、道路・災害情報などの提供を受けられる仕組みです。

ただし、支援ステーションとして地図に載っていることは、店舗の営業、商品の在庫、無料の飲料水や食料の配布を保証するものではありません。「支援を受けられる可能性がある場所」と理解して利用しましょう。

5.避難所の混雑を確認できる「VACAN Maps」

VACAN Mapsは、対応する自治体や施設について、避難所の開設状況や混雑状況を地図で確認できるWebサービスです。

避難所が「空いている」「やや混雑」「混雑」「満員」などと表示されれば、特定の避難所への集中を避ける判断材料になります。ただし、すべての自治体が導入しているわけではありません。自分の自治体が対応しているか、平常時に確認しておきましょう。

6.電力会社の停電情報アプリも登録しておく

停電している範囲や復旧の見込みを知るには、電力会社・一般送配電事業者の公式アプリが有力です。地域によって、TEPCO速報、関西停電情報、九州停電情報提供アプリ、中国電力ネットワークの停電情報アプリなどがあります。

登録地点の停電発生、復旧見込み、復旧完了をプッシュ通知で受け取れるサービスもあります。自宅だけでなく、離れて暮らす家族の地域を登録できる場合は、事前に設定しておくと便利です。

コンビニ・スーパーの営業状況はどう調べる?

今回の調査で最も難しかったのが、コンビニやスーパーの営業状況です。全国の複数チェーンを横断して、災害時の営業、在庫、利用可能な決済方法までリアルタイム表示する共通アプリは見当たりませんでした。

確認する場合は、次の順番が現実的です。

  1. 自治体の公式サイト・防災アプリで、物資配布や支援拠点を確認する
  2. 各スーパー・コンビニの公式サイト、公式アプリ、公式SNSで臨時休業や営業再開情報を確認する
  3. Yahoo!防災速報の災害マップなどで現地投稿を確認する
  4. 地図アプリの営業時間表示は参考情報にとどめ、更新時刻や店舗からの告知を確認する

通常の店舗検索に表示される営業時間が、災害による臨時休業まで反映しているとは限りません。例えばファミリーマートの店舗検索にも、施設の状況による時短営業や臨時休業で、Web上の店舗情報と実際の営業状況が一時的に異なる場合があるとの注意書きがあります。


「営業中」でも確認したいこと:水や食品の在庫、現金以外の決済、ATM、トイレ、充電サービスまで利用できるとは限りません。営業情報だけでなく、投稿時刻や提供内容も確認しましょう。

通信が止まったら、リアルタイム情報は更新できない

どれほど優れたアプリでも、スマートフォンが通信できなければ、営業状況、在庫、避難所の混雑といった最新情報を受信できません。オフライン機能で確認できるのは、主に事前保存した地図と施設の位置です。

そのため「災害が起きた後にアプリを探す」のではなく、平常時の準備が欠かせません。



オフライン地図、モバイルバッテリー、現金などは、通信障害が起きる前に準備します。※画像はイメージです。

今のうちにやっておきたい7つの準備

  1. Yahoo!防災速報全国避難所ガイドをインストールする
  2. 自治体の公式防災アプリ・公式LINEがあるか確認する
  3. 自宅、勤務先、家族宅周辺のオフライン地図を保存する
  4. 最寄りの避難所、給水拠点、医療機関を紙の地図にも記録する
  5. 近くの住民拠点SSを調べ、検索ページをホーム画面に登録する
  6. 地域の電力会社の停電情報アプリで通知地点を設定する
  7. モバイルバッテリー、充電ケーブル、小額の現金を準備する

情報を確認するときの注意点

  • 情報の発信元が、自治体・事業者・利用者のどれかを確認する
  • 更新日時・報告日時を必ず確認する
  • 1件のSNS投稿だけで判断せず、複数の情報と照合する
  • 営業中でも在庫切れ、入場制限、現金のみの場合がある
  • 浸水、火災、土砂災害などの危険がある場合は、物資探しより避難を優先する
  • 救助・復旧活動や緊急車両の妨げになる移動をしない

まとめ:1つのアプリに頼らず、役割別に備える

災害時に必要な情報は、1つのアプリですべて分かるわけではありません。

  • ガソリン:住民拠点サービスステーション等検索
  • 現地の状況:Yahoo!防災速報の災害マップ
  • 避難所・給水・医療:全国避難所ガイドと自治体アプリ
  • 避難所の混雑:VACAN Maps
  • 停電・復旧:地域の電力会社公式アプリ
  • 店舗の営業:各社公式情報と現地投稿を照合

そして最も大切なのは、停電や通信障害が起きる前にアプリを入れ、地図を保存し、近くの支援拠点を確認しておくことです。スマートフォンだけに頼らず、紙の地図、ラジオ、現金、予備電源も一緒に備えておきましょう。


参考にした公式情報

※掲載内容・サービスの仕様は2026年8月5日に確認したものです。災害時は状況が急変するため、各サービスの更新日時と自治体・事業者の最新発表をご確認ください。記事内のイラストは説明用に作成したもので、実在するアプリ画面や特定店舗を再現したものではありません。