こんにちはアズキングです!
『ポカヨケ』って知ってますか?
私は工場で働いています。
ちょっとしたミスを専門用語で『ポカミス』と言います。
そして、そんなポカミスがあると製品の品質不良が起こります。
もちろん、たくさんの工程でチェックをしているので途中でコレ間違えてるやん!と分かります。
しかし最終工程でポカミスがあるとたいへんです。
最終工程であるとお客様まで不良品が行ってしまいます。
それを防ぐのが『ポカヨケ』です。
ポカミスって何?
ポカミスはいわゆるヒューマンエラーです。
例えば皆さんも普段の生活の中でもポカミス(ヒューマンエラー)が起こる瞬間があると思います。
- 目覚ましをかけ忘れて遅刻をする
- 急いでいて忘れ物をしてしまう
- 鍵をかけ忘れてしまう
- 電車を乗り過ごしてしまう
こんなちょっと気をつけていればミスする事は無いのにしてしまう状態の事です。
ポカヨケは結局何なの?
ポカヨケは名前の通りポカミス(ヒューマンエラー)を避けるための方法です。
ミスをしてしまったら、次からはミスが起こりにくくするためハード的改善、ソフト的改善をしていきます。
そしてポカヨケでハード面での改善は時間がかかります。
しかし、ソフト面であればみんなが直ぐに取り掛かる事ができます。
そう言ったソフト面でのポカヨケを紹介したいと思います。
私の勤める工場で実際にあったポカミス
- 操作ボタンの押し間違い
- 設定値を間違えた
- 品質条件を確認し忘れた
ポカミスからどんなポカヨケをしたか紹介
- 操作ボタンの押し間違い
ソフト面でのポカヨケ
押すべき操作ボタンに向かって指を指して声に出してから押す。
目で見て口に出すことで間違いを最小限に抑えられる。
ハード面でのポカヨケ
動作毎に必要なボタン以外は解除ボタンを押さないと動かないように改善した。
- 設定値を間違えた
ソフト面でのポカヨケ
条件が書かれた物を指示書と言います。
その指示書に書かれた設定値に蛍光色のマーカーを入れる。
蛍光色のマーカーを入れる事で必要な情報が目立って見やすい
ハード面でのポカヨケ
設定値を入力するのではなく指示書にバーコードを付け、バーコードリーダーで読み取る事で設定値を間違えない。
- 品質条件を確認し忘れた
ソフト面でのポカヨケ
設定値を間違えと同じで蛍光マーカーで必要な品質条件を分かりやすくする。
指示書に分かりやすく付箋を付ける。
ハード面でのポカヨケ
設定値を読み込ませた時に、品質条件を確認ないと次の画面に進めなくする。
確認しないと次画面に進めないため、確認し忘れなくなる。
ハード面のポカヨケをするには時間がかかるのでまずはソフト面でポカヨケを実施!
そして、ハード面が完成すれば限りなくポカミスの少ない状態が作れます。
まとめ
ダイエット53日目でも紹介した老人の車両事故を防ぐにはでも書きましたが、ハード面では車の改良でソフト面では免許返納の義務化を紹介しました。
車の技術は良くなってもみんなが乗るようになるにはとても時間が掛かります。
じゃあ、みんなが乗りかえるまで見ているだけなのか?
それでは、またいつ悲惨な事故が起こるか分かりません。
だからこそソフト面でのポカヨケをして少しでも事故を減らせればと思います。
もちろん、免許返納の義務化を可能にするにはとても時間が掛かります。
たくさんの悲惨な事故を見て、運転に自信がなくなったり年齢による衰えを感じて返納される方が増えることを願います
最後まで読んで頂きありがとうございます