「明日は我が身」では遅い！今こそ考える、災害への備え完全ガイド
近年、日本各地で地震や豪雨などの自然災害が頻発しています。特に首都圏直下型地震や南海トラフ巨大地震は「いつ起きてもおかしくない」とされ、気象庁も警戒を呼びかけています。
「そのとき」になってから準備をしても手遅れです。
本記事では、災害時に自分と家族の命を守るために、今日からできる備えを実践的に解説します。
1. 備蓄リスト：最低限そろえておくべき10アイテム
災害時にはライフライン（電気・水道・ガス）が停止する可能性があります。以下は72時間を自力で生き抜くための必需品です。
| アイテム | 理由・用途 |
|---|---|
| 飲料水（1人1日3L） | 断水時の命綱。最低3日分は必要。 |
| レトルト食品・缶詰 | 火を使わずに栄養が摂れる。 |
| モバイルバッテリー | 情報収集・家族との連絡に必須。 |
| 懐中電灯＋乾電池 | 夜間の安全確保。 |
| 簡易トイレ | 下水の停止に備えて。 |
| 救急セット | 軽傷の応急処置に必要。 |
| 現金（小銭含む） | キャッシュレスが使えない場面も。 |
| マスク・除菌グッズ | 衛生管理・感染症対策。 |
| 携帯ラジオ | ネットが使えなくても情報を得られる。 |
| 防寒具・レインコート | 季節を問わず体温調節が重要。 |
2. 家庭内の「見える化」：防災マップを作ろう
自宅の中にもリスクは潜んでいます。以下の点をチェックし、家族で共有しておきましょう。
- 家具の固定：地震で倒れてこないか？
- 避難経路：玄関が塞がれても逃げ道は確保できるか？
- 消火器の場所：すぐ手が届くか？
- 家族の連絡手段：災害用伝言ダイヤル（171）の使い方を知っているか？
PDFや紙に印刷して冷蔵庫に貼るだけでも、いざという時に大きな差になります。
3. ハザードマップを確認していますか？
市区町村が発行するハザードマップは命綱です。
- 洪水の想定浸水深
- 土砂崩れの危険区域
- 津波の到達予想時間
これらは各自治体のホームページや「防災アプリ」で無料で閲覧できます。
4. ペットのいる家庭の注意点
災害時、ペットとの避難は「同行避難」が原則とされていますが、避難所での受け入れ体制には差があります。
- ペット用キャリーバッグ
- フードと水（3日分）
- ワクチン証明書のコピー
- 名前・飼い主情報を書いた首輪
ペットを家族の一員と考えるなら、彼らの備えも忘れないでください。
5. 防災訓練と家族会議はセットで！
月に一度は、次のような「防災家族会議」を開くことをおすすめします。
- 避難場所の再確認
- 役割分担（誰が何を持ち出すか）
- 災害時の集合場所の決定
特に小さな子どもがいる家庭では、子どもでもわかる言葉で説明することが重要です。
おわりに：備えることは不安を減らすこと
防災というと、どうしても「不安」や「恐怖」が先に立ってしまいがちですが、備えることで心に余裕が生まれます。
「備えあれば憂いなし」は、今の時代にこそ必要な知恵です。
この記事をきっかけに、今日から一歩でも準備を進めてみてください。
